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Logicool MX MASTER 2S

話題の新型マウス、私も買ってました。

ロジクール / MX MASTER 2S Wireless Mouse (グラファイト コントラスト)

MX MASTER 2S

先代 MX MASTER 以来、二年ぶりのロジクール製ハイエンドマウス。その間もマウスはいろいろ買ってましたが、ハイエンドは久しぶり。旧 MX MASTER は職場で毎日使っていますが、自宅用は五年前の M950 を今まで使い続けていたので、そちらの買い換えに。
旧 MX MASTER はブラック×ブロンズのツートンカラーで高級感がありましたが、MX MASTER 2S ではグレー×ガンメタという感じのツートンに変更されました。MacBook のスペースグレイや Surface のプラチナあたりと組み合わせると似合いそうな色合いですが、どっちも使ってない私としては旧型のカラーリングの方が好きだったなあ。ブルー系の「ミッドナイト ティール」の方にすれば良かったかも。

MX MASTER 2S

カラーリング以外の外観は旧 MX MASTER と全く同一と言って良く、マウスとしての基本性能もほぼ同一。唯一違うのは光学センサの分解能が 1,600dpi→4,000dpi と大幅に向上したことと、バッテリ持続時間が増えたことくらい。分解能は 4K クラスのディスプレイで画像編集でもすれば違うのかもしれませんが、WUXGA のディスプレイを使って数日使ってみた限りでは劇的に違うという印象はありません。


MX MASTER 2S

外観から判るハードウェア的な変更点といえば、底面にあった「CONNECT」ボタンが廃止され、最大三台の接続先を変更するモード切り替えボタンの長押しで接続待機状態に入るようになったことくらい。しかし物理ボタンの削除というのは分かりにくさを招くもので、私は二台目の PC に接続するのにやり方が分からず取説を探してしまいました。
またよく見るとセンサ窓の形状やセンサ配置が若干変わっていますが、言われなければ気がつかないレベルです。

MX MASTER 2S

近年ロゴデザインをコロコロ変更する同社ですが、製品上の刻印は今回から「logi」という略称ベースになったようです。今まで海外では Logitech、国内では Logicool というロゴ(日本に昔からある PC 周辺機器メーカーのロジテック(Logite”c”)の商標を回避するためと思われる)で分けられていましたが、確かにこれならどちらも「logi」で共通化できる(笑

使用感ですが、クリックボタンの動作音が旧型よりも随分大きくなったような?気がします。職場と自宅で使用環境が違うし、旧 MX MASTER は二年使ってスイッチが多少くたびれている可能性もありますが、2S のクリック音の方が甲高く響く感じ。もともとロジクールのマウスはクリック感もクリック音も強めなものが多いとはいえ、静音マウスをある程度使い慣れてしまうと、2S のクリック音はいくらなんでもうるさい印象。そういうのもあるので、後述する「Logicool Flow」機能を使わないなら、値下がりしてきた旧 MX MASTER の流通在庫品を狙ったほうがお買い得感が高いかもしれません。

で、今回注目の新機能「Logicool Flow」。PC Watch のレビュー記事が非常に秀逸なので丸投げしたいくらいですが(ぉ)、軽く使用感を書いておきます。

【レビュー】ロジクールの最上位マウス「MX MASTER 2S」がもたらすマウスのさらなる進化を体験 – PC Watch

MX MASTER 2S

「Logicool Flow」はマウスを接続した最大三大の PC(Mac 含む)間で切り替えなしにマウスを共用できるだけでなく、PC 間をまたいだクリップボードの共有やファイルコピーまで実現してしまう驚異の新機能です。
設定はユーティリティアプリ「Logicool Options」から行うわけですが、複数 PC の切り替えは基本的にマウスカーソルを画面端まで持って行ったら自動的に別の PC にカーソルが移ります。一般的なマウス切替機と違うのは、ボタンを押さなくてもカーソル移動だけで操作権が移ると点で、これは実際に触ってみるとちょっと驚きます。
PC 切り替えの際に利用する「画面端」は上下左右どの片でも良く、設定画面からマルチディスプレイのデスクトップ表示方法よろしく繋げ方を変更できます。

MX MASTER 2S

ただ、「カーソルを端にやっただけでマウス操作が別の PC に移る」というのは便利なようで不便な点もあって、意図せずカーソルを画面端に置いてしまうというのはまあよくあること。マルチディスプレイで作業をしていてさえカーソルを見失うことが多いのに、別の PC に移るのはなおさら紛らわしい。かと思ったら、「Ctrl を押しながら端へ移動」した際にのみマウス操作を明け渡すような設定項目がちゃんとありました。慣れれば Ctrl なしのほうが当然ラクでしょうが、ある程度感覚を掴むまでは Ctrl ありにしておいたほうが迷わずに済みそうです。

MX MASTER 2S

試しに複数 PC 間でのファイルコピーもやってみました。うっかり RAW ファイルを含む数 GB のフォルダをまるごとコピーしてしまったので残り時間表示がすごいことになっていますが(笑)、操作感は別 PC 間でのファイル受け渡しではなく、ローカルの別フォルダにコピーしているような感じなので、これはラク。通常は複数 PC でネットワーク越しにファイルコピーする場合、相手側の PC のホスト名か IP アドレスを把握している必要がありますが、Logicool Flow ではそういった概念抜きでコピー、あるいはクリップボード共有ができてしまうのが良い。自分用に PC を複数台持っていてマウスに 1 万円以上出せるユーザーならそれくらい苦にならないだろうとも思いますが、一度試してみるとこれは確かにラクだわ。

ただ、私は職場では PC は一台しか使っていないし、自宅でも(台数だけはやたら持っているとはいえ)メインは自作機のみ、宅内モバイル機はもっぱら Android タブレットで済ませてしまっているので、複数台の PC を同時に使うこと自体が昔に比べて激減しているんですよね。たまーに外出用のモバイルノートとの間でファイルコピーをするくらいなので、そういうときにはありがたく活用させてもらいますが。
ま、この機能を抜きにしても MX MASTER シリーズは素晴らしいマウスだと思うので、普通にハイエンドマウスとしても大いに活躍してもらおうと思います。

ロジクール / MX MASTER 2S Wireless Mouse

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