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ATOK が完全月額制に移行へ

【速報】新ATOK、パッケージ版廃止で月額制のみに ~新バージョンは2018年2月1日提供開始 – PC Watch
「しょうらひあ」も「将来は」にきちんと変換できる、ATOKのディープラーニング – PC Watch

ATOK Passport

今日ちょっと驚いたニュース。ジャストシステムが毎年恒例の一太郎および ATOK の最新バージョンを発表したわけですが、今回から ATOK のパッケージ販売を廃止し、今後は月額料金制の ATOK Passport に移行することが明らかになりました。

PC ソフトウェアの販売はダウンロード型が一般的になり、旧来のパッケージ販売はとうの昔に斜陽になっています。MS Office や Adobe Creative Cloud の例を見るまでもなく、大規模な PC ソフトウェアは多くがサブスクリプション(月額課金)モデルに移行してきていますが、ついに ATOK もその流れに乗りました。ATOK Passport 自体は随分前から存在しますが、今後はそちらに一本化されることになります。

ベーシック版で ¥286/月 という料金は、年額換算で ¥3,432 となり、パッケージ版 ATOK を毎年買い換えることを考えれば確かにお得。しかも 1 ライセンスで Windows/Mac/Android を問わず最大 10 台までインストールできる(パッケージ版は同時使用をしない条件付きで 3 台まで)というのは太っ腹とさえ言えます。
ただ、私は ATOK のバージョンアップは 2 年に一度ペースで、近年のバージョンアップによる変換効率向上の実感の薄さ(場合によっては悪化しているとも感じる)を考えるともう 3~5 年スパンでも良いのでは、とすら思っています。でもそれでジャストシステムの資金繰りが悪化して ATOK がなくなってしまうのは困るからお布施のつもりでバージョンアップし続けている…というユーザーはかなり多いのではないでしょうか。そういう隔年でバージョンアップしてきたユーザーから見ると、年額 ¥3,432 というのは今よりもちょっとだけ割高になることになり、悩ましい料金設定です。

さらに、(自分で経験したわけではありませんが)Passport 版 ATOK では定期的なライセンス認証時にオフラインだと再認証できるまで ATOK が無効になるという当初からの仕様が直近でも変更されていないというのが困りもの。例えば新幹線で長いトンネル通過中や機内 Wi-Fi のない飛行機に乗っているときに仕事をしなくてはならないシチュエーションというのは往々にして切羽詰まっているもので、そういうときにライセンス認証エラーで MS-IME に切り替わったりしたら PC を投げつけたくなるに違いありません。これに目途さえつけば、ジャストシステムの収益安定化に協力することはやぶさかではないのですが。

とりあえず「一太郎のバンドルソフトウェアとしての ATOK」は引き続きパッケージ流通するようなので、ライセンス認証問題が解決するまでは一太郎を購入することにしようと思います。バージョンアップ版のダウンロード購入であれば、パッケージ販売時代の ATOK 単体も一太郎もほとんど価格が変わらないので。
まあ順番的に来年はスキップする年なので、様子を見て再来年までにどうするか決めようと思います。

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