b's mono-log

« 群青日和 | メイン | F1「レッドブル・ホンダ」誕生 »

2018/06/18 (Mon.)

ル・マン 24 時間レースでトヨタが初優勝

【ル・マン24時間 2018】トヨタ、ル・マン24時間レース初優勝。33年越しの悲願を実らせる - Car Watch

一昨日~昨日にかけて行われたル・マン 24 時間耐久レースで、TS050-HYBRID を駆るトヨタチームが悲願の初優勝を遂げました。おめでとうトヨタ!

勝ったのはセバスチャン・ブエミ/フェルナンド・アロンソ/中嶋一貴が乗る 8 号車。僚友マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ・マリア・ロペスチームもそれに続き、堂々の 1-2 フィニッシュを決めました。
一昨年のファイナルラップで初優勝を逃した悔しさはまだ記憶に新しいところですが、昨年も小林可夢偉が予選でコースレコードまで記録しておきながら決勝ではマシントラブルに見舞われ、苦汁を舐め続けてきました。それが遂にポディウムの頂点に立ったわけです。日本人レーサーが日本チームの車両でル・マンを制したのは史上初の快挙で、昨年の佐藤琢磨のインディ 500 制覇室屋義秀のレッドブル・エアレース年間チャンピオン獲得に続き、日本のモータースポーツの歴史にまた新たな一ページが刻まれました。

アロンソを筆頭に、ブエミ/一貴/可夢偉は(元)F1 レーサー。コンウェイはインディカーで、ロペスは WTCC で実績を残してきた実力者揃いのチームです。中嶋一貴は F1(ウィリアムズ)時代にリアルタイムで応援していたし、何よりお父さんの中嶋悟は私の少年時代の憧れの一人。一方で小林可夢偉も F1 でザウバー~ケータハムと応援し続けてきたレーサーだけに、個人的にはどっちにも勝ってほしかった(笑)。結果的には中嶋一貴のほうに軍配が上がりましたが、その一貴が生まれた 1985 年はトヨタが中嶋悟を乗せてル・マン初参戦(結果は 12 位完走)した年、というのも因縁を感じます。

しかしル・マンの実情はというと、トヨタの最大にして最強のライバルだったポルシェが昨年限りで撤退し、今年は LMP1 カテゴリにワークス体制で参戦しているのがトヨタのみ。始まる前からマシンが壊れさえしなければ優勝は確実、とみられていました。それでも可夢偉の乗る 7 号車はあわやというトラブルに見舞われており、チェッカーまで何があるか分からないのがル・マン。ライバル不在で勝って嬉しいのか?という批判はあるでしょうが、トップカテゴリーに参戦し続けることも強さの一つだし、むしろ自動車メーカーの撤退が相次いだことの批判は FIA(および WEC)に向けられるべき。今日はとにかくトヨタの健闘を称えたいです。

で、こうなると気になるのがアロンソの去就。アロンソは以前(といっても昨年のインディ 500 スポット参戦当たり)から、F1/インディ 500/ル・マンの「トリプルクラウン」達成を目標として掲げており、F1 は既に二度(2005~2006 年)、そして今回ル・マン勝者の肩書きも手に入れたわけで、次なる戦場をインディに求めても不思議はありません。実際、ルノーにスイッチしたマクラーレンに残ってもこの先 2~3 年は勝てそうもない事実が見えてしまっているわけだし、もはやインディ転向は既定路線だろうなあ...と思います。そうなると頼みの綱のアロンソを失うマクラーレン、PU はカスタマー契約だし勝てるドライバーもいない、開発力も一昔前とは比較にならずとあっては、もうどうすんだ...。まあ、マクラーレン自体昔とは完全に違うチームになってしまったし、私ももはや興味はありませんが。
アロンソはアロンソで難しい人物だと思いますが、レーサーとして現在でもトップクラスであることは改めてル・マンでも証明されました。アロンソがインディ転向するのであれば、ここはいちレースファンとして応援したいところです。

投稿者 B : 22:15 | F1

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

コメント

コメントしてください




保存しますか?

(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)


関連コンテンツ

« 群青日和 | メイン | F1「レッドブル・ホンダ」誕生 »