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THE SCREENTONES 孤独のグルメ Season7 打ち上げライヴ

金曜日、ドラマ『孤独のグルメ』のサントラを務める久住昌之さんのバンド「THE SCREENTONES」のライヴが開催されました。ドラマのほうはまだ絶賛放映中ながら、撮影がクランクアップを迎えたということで一足早い打ち上げライヴ。この後しばらくは都内での単独ライヴがないということで、私もこの機を逃すまいと三年ぶりに参加してきました。

吉祥寺 STAR PINE'S CAFE

THE SCREENTONES

会場はスターパインズカフェ。吉祥寺の老舗ライヴハウスですが、私は今回初めて入りました。
客層は私よりもちょっと年上の方が多いように見受けられましたが、年齢層は比較的広くて女性客も多く、幅広いファンがついていることが分かります。

THE SCREENTONES

来場記念のおみやげとして週刊 SPA! の創刊 30 周年記念で作られた「孤独のグルメうまい棒(たこ焼き味)」をいただいてしまいました。存在は知っていたけどまさかこんな形で手に入れることになるとは。
これ非売品だから稀少なんだよなあ、開けずに取っておきたいけどさすがに食べ物だし…別途おいしくいただくことにします。

THE SCREENTONES

ワンドリンク制につき、ジンライムをいただきながらバンドの登場を待ちます。


THE SCREENTONES

演奏開始。スクリーントーンズのレギュラーメンバー五名に加え、今回はゲストとしてバイオリンの高橋香織さん、ベースの吉田のりおさんが参加する豪華な布陣。一本だけでもストリングスが入ると音の厚みとバリエーションが増して、ドラマのサントラがさらに奥深いものに感じられます。
セットリストはこんな感じ(もしかしたら間違いもあるかも)。

  1. 縦笛 So Alone?~So Alone? (Seasno7)
  2. アイリッシュ・スプーン (Season7)
  3. グルメ探検隊 (Season2)

いきなり Season7 のメイン BGM である『So Alone?』から始まり、オープニングテーマ『アイリッシュ・スプーン』へと続きます。やっぱり新曲は盛り上がりますね。
そして先日亡くなった土山しげる先生についてのコメント。「去年谷口ジロー先生が亡くなり、今年は土山先生…淋しいですね」。土山先生との共著をイメージして作った『荒野のグルメ』の 2017 年バージョンへと続きます。

  1. 荒野のグルメ ’17 -土山しげる先生に捧ぐ- (Season6)
  2. 雨のソウル駅 (Season7)

楽曲はまた Season7 に戻り、今回の韓国編のために作った新曲が初披露されました。その名も『雨のソウル駅』、本編とは関係なく久住さんがソウルロケに着いた日が雨天だった、ということだけで作られた一曲とのこと(笑。しかし「作ってみたら韓国っていうより韓流ドラマっぽくなった」「SHAKE にアレンジを頼んだらさらに韓流感が強くなった」ということで、演奏が始まったところ一小節目だけで会場はこの日一番の爆笑に包まれました。だってあまりにも『冬ソナ』っぽくて…(笑。
「作ってはみたものの、あまりにも使いどころがなくて絶対使われないと思う」ということだったのですが、その日に放送された韓国全州編で見事にかかっていて、私はリアルタイムで観ながら吹きました(笑

THE SCREENTONES

その後は東北出張スペシャルの楽曲が続きます。東北編は、私も聖地巡礼を通じて被災地の状況を目の当たりにしてきたこともあり、演奏を通じて改めてその様子が浮かんできて目頭が熱くなりました。私は河野文彦さんの美メロ+フクムラさんのやさしく伸びやかなソプラノサックスの楽曲が大好きなんですが、東北編の楽曲は特にしみじみと良くて泣けてきます。

そういえばこの楽曲で「坂の上の海」と表現されたニューこのりは、今は坂の上ではなく女川駅前の新店舗に移転して営業を再開しているようです。少しずつ復興しているようで嬉しいし、改めて新しいお店にも行ってみたいところ。

  1. リアスの海 (Season6:東北出張 SP)
  2. 坂の上の海 (Season6:東北出張 SP)
  3. I miss U (Season6:東北出張 SP)
  4. GINZA (Season4)
  5. Season7 喰らいマックス (Season7)

前半のラストは『Season7 喰らいマックス』。ゴローちゃんがラストスパートをかけるときのハイテンションな楽曲が毎シーズン用意されているんですが、今季のはエレキギターがむせび泣くヘヴィメタル調でめちゃカッコイイ!これは盛り上がります。

THE SCREENTONES

前半が終了して、休憩の前にプレゼント抽選会が行われました。ドラマのグッズや久住さんの韓国ロケのお土産、久住さんが今年原作・著作を手がけたサイン本などがプレゼントされました。私は残念ながら全て外れてしまいましたが(泣)、これまた盛り上がるひとときでした。

THE SCREENTONES

休憩明けの後半戦は、久住さんによる「腹が、減った」からの『店を、探そう』。Season6 のクライマックス曲から昨年の大晦日スペシャルでかかった『焼肉ラーメンじゃけん』、そして久住さんソロのオリジナル曲へと続きます。

  1. 店を、探そう (Season1)
  2. 喰らいマックス! (Season6) ~ 焼肉ラーメンじゃけん (Season6:大晦日 SP)
  3. Music&Manga(オリジナル)

さらには Season5 の台湾出張編から二曲続けて。このあたりも楽曲を聴くと楽しかった台湾での聖地巡礼を思い出します。聖地巡礼もあちこち遠方まで行っていると、これらの楽曲が劇伴としてではなく自分の旅の思い出として立ち上がってくるようになり、ライヴでその曲が聴けるというのは何とも感慨深い。エレキバイオリンの音もまるで胡弓のような豊かな響きに聞こえてくるから不思議です。

  1. 台北快晴 (Season5)
  2. ジャスミンティー (Season5)
  3. Swing56 (Season4)
  4. レガートワルツ (Season3)

終盤はアップテンポナンバーでたたみ掛けるように駆け抜けます。特に『エレキのツンドラ』『最後の一撃』という各シーズンのクライマックス曲(ファンの間では別名『井之頭五郎・勝利のテーマ』と呼ばれる)がメドレーで演奏されると、客席のボルテージは最高潮に達します。

  1. 一皿にかけて! (Season4)
  2. エレキのツンドラ (Season3)~最後の一撃 (Season5)
  3. らいねんもよいとしで (Season6:大晦日 SP)
  4. Jiro’s Title (Season1)

後半は Season1 の OP「Jiro’s Title」で終了。ドラマでは過去シーズンのテーマ曲が再利用されることはないのですが、この曲を聴くと原点に帰ってきた感じがしますね。Season7 の打ち上げライヴを久しぶりのこの曲で締めるというのも良いモノです。

THE SCREENTONES

アンコールはおなじみ「ゴロー、ゴロー、イ・ノ・ガシ・ラ、フゥ~!」をみんなで大合唱。そして再び Sesaon7 OP『アイリッシュ・スプーン』で大団円。

  1. 五郎の 12PM (Season1)
  2. アイリッシュ・スプーン -reprise- (Season7)

いやー楽しかった。バンドの皆さんが本当に心から楽しんでいるのがよく分かるし、演奏だけでなく MC まで含めて面白いのがスクリーントーンズのライヴ。コンサートに来てこれだけ笑えることも、他のバンドでは滅多にあるものではありません。だからこそまた来たいと思えるんだろうなあ。
二時間あまりみっちりと楽しませてくれる、お腹いっぱい、いや、腹が減るライヴでした。これからしばらくは地方でのライヴが主体になるようですが、首都圏に戻ってきたときにはぜひまた行きたいです。

スクリーントーンズ / 『孤独のグルメ Season6』O.S.T.

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